ユーモアで悪循環を変えてみる



信念対立が激しい職場には、良い人やまともな人、頑張る人から順に辞めていくという特徴があることに気づきます。

そういう人たちは、協調性が高かったり、感受性が豊かだったり、理想に向かって努力できたり、物分かりが良かったり、優しかったり、などします。

またそれらの人たちは、少しでもケアの質を高めるために、さまざまな努力ができます。

なので本来できる人たちは、患者さんにとっても、職場にとっても必要な人材です。

でも信念対立が激しいところでは、できる人から順にもっとまともな職場に移ってしまう。

理由は、ややこしい人、難しい人などの信念対立を引き起こす人に振り回されるからです。

例えば、あなたが患者さんの気持ちが少しでも和らぐように、気分転換で病院の屋上から景色を見に行こうとしたとします。

すると、難しい人から「そんなことやっても無駄」とか「他にやることあるでしょ!」などと怒られるわけです。

あるいは、時間をかけて、苦悩する患者さんの話を聞いていると、「しゃべってるだけで仕事したつもりにならないで!」「それやって何になるの!?」などと叱責されたりするわけですね。

それに対して、まともな反論を返しても、よくわらない理由でさらに怒られたり、無視されたりする。

そんな状態が続くと、良い人たちはストレスで疲弊してしまい、新天地を求めて他に移動してまいがちです。




で、ややこしい人や難しい人たちがたくさん残る、と。

新天地が良い職場だという保証もないですし、患者さんも職場にもメリットはありません。

ではどうしたら良いか。

いろんなやり方がありますけど、ひとつの方法としてはユーモアを使うというものがありです。

例えば、「そんなことやっても無駄」と言われたら、「わたしアホなんで、いろいろやってみないとわかんないんですよね」と笑って言ってごまかしてみるわけです。

そんなのできないと思うかもしれませんが、悪循環を変える手がかりをつかむためい、あえてやってみる。

できる人が、できる人というポジションを続ける限りは、この悪循環を変えることは極めて困難ですからね。

上記の問題は、両者のポジショントークが悪循環の成立を基底から支えているからです。
だからあえて、それをユーモアで壊してみる。

すると、信念対立の成立条件ごと変わってしまいますから、出口の見えない悪循環から抜け出せる手がかりが得られるかもしれません。

ユーモアは緊張した人間関係を和ませてくれますから。

もちろん正攻法で対応できるなら、それがいちばんです。

でも、それやると信念対立が激化するかもと予感するときは、上手にユーモアを用いるようにすると良いかもしれません。

笑う門には福来たる!