【厳選】無料で使える統計ソフト3選

量的研究を進めるためには、統計ソフトウェアが必須です。

しかし有名なSPSSやSTATAは非常に高額で、気軽に手が出せない人も多いです。

そこで無料の統計ソフトウェアに注目が行くわけです。

ただ無料で使える統計ソフトはいろいろあるけど、初学者にはどれを選べばよいかがわかりにくいでしょう。

そこで、ぼくたちの研究室で実際に使用し、「これはよい!」と思った無料の統計ソフトを3つ紹介します。

HAD

清水裕士さんが開発しました。

ぼくが今もっとも注目している研究者のひとりです。

本学の『作業療法研究法』はHADを採用しています。

高機能かつ多機能、しかも非常に使いやすいです。

基本的な記述統計に加えて、差の検定、相関分析、回帰分析、分散分析、因子分析、項目反応理論、潜在ランク理論、構造方程式モデリング、多母集団同時分析、マルチレベル構造方程式モデリング、マルチレベルモデル、テキストマイニングなど、できない分析を探す方が大変じゃないかと思うぐらい、いろいろな機能を実装しています。



R

説明不要なぐらい超有名なフリーの統計ソフトです。

高機能かつ多機能で、拡張性が極めて高いです。

インターネットを調べると、たいていの使い方がわかりますし、解説書も非常に豊富です。

Rはそのまま使うのではなく、Rstudioで動かします。

もちろんRstudioも無料です。

RとRsudioはコードを書きますが、それを難しいと感じる場合はコマンダー系のRを使うとよいです。

お薦めは改変REasyRなどです。

医療で必要な統計は一通りできます。

SAS University Edition

やや敷居が高いですけど、これも基本的な解析から非常に高度な解析までいろいろできます。

以前、SASは高いイメージがありましたけど、いまや無料です。

よい時代になりました。

University Editionと銘打っているので、学生しか使えないような印象を持ちがちですけど、実際には18歳以上の学生・社会人であれば誰でも使用できます。

個人利用と学術利用のみで商用利用は不可です。



厳選3つからもれましたが、他にもJASPPSPPなどの統計ソフトもあります。

JASPは、SPSSのような操作感でベイズ推定を実行できるソフトです。

無料でできるベイズは、JAGSやRstanなど煩雑な手続きが必要ですが、しかしこれは簡単に実行できます。

t検定、分散分析、共分散分析、反復測定分散分析、線形回帰などができます。

ただベイズの醍醐味である統計モデリングには不向きで、生成量を使って研究仮説が正しい確率を推定することは今のところできません。

PSPPは、SPSSの無料版のような統計ソフトです。

HADRSAS University Editionに比べると機能面では劣ります。

でも、基本的なことはすべてできますので、SPSSを使用しているような感覚を無料で味わいたい人はどうぞ。