レジャーはどう捉えるか



作業の分類はいろいろあります。

例えば、CMOP-Eでは、作業を生産的活動、レジャー、セルフケアに分類しています。

OTPFは、ADL、IADL、休息と睡眠、教育、仕事、遊び、レジャー、社会参加などに分類しています。

これらはときと場合によって使い分けていけばよいのですが、このうちレジャーっていったいなんなんでしょうか。

そー思っていくつか調べると、以下の文献が比較的まとまった議論を行っていました。



レジャーという作業の意味がわかると、臨床でレジャーを通した支援を行いやすくなります。

なので、上記の文献の内容を備忘録がわりにメモしておきます(詳細は本文確認)。

プラトンやアリストテレスの議論を踏まえると、ギリシャ哲学時代のレジャーは表現と自己成長の機会であると位置づけられてきました。




また歴史的にみると、レジャーは時間に余裕があり、ある程度の富をもった人のための作業でした。

産業革命後、経済が発展するにしたがって、レジャーは中流階級の労働者でもたしなめるようになりました。

しかし近年は、ネット社会になって以前よりもできることが増えたぶん、レジャーに費やせる時間が減少しつつある傾向にあります。

レジャーの特徴は、楽しみ以外の目的をもたない自由裁量な時間の使い方にあるというものです。

レジャーには気軽なレジャーと真面目なレジャーがあって、前者の特徴は楽しむために特別な努力が必要にならないというものです。

他方、後者の特徴は、楽しむために個人的な努力が必要だというところにあります。

ボランティアなどがそれに該当します。

レジャーは心理的ニーズの充足に関連した作業で、それに参加しているとwell-beingの向上が期待できます。

以上、人類は2000年以上前からレジャーに意味を見いだしてきたこと、それは自由な時間の使用と楽しみという点に特徴があるということ、レジャーに参加するためには時間と富に余裕が必要であること、などとまとめることができるでしょう。

クライエントにレジャーを通して支援するときに、くれぐれも強制することがないように注意しましょう。