作業の4種類


作業の種類はいろいろあります。

例えば以下のような感じ。

上記の種類は、作業の特徴にあわせて整理しています。

他方、時間の使い方に着目した作業の種類もあります。

Aasの分類はまさにそれです。

Aasは緻密な観察を通して、人間一般の生活は規則的で、類似しており、構造化されていることに気づきました。
  • Aas, D. (1980). Designs for large scale time use studies of the 24 hour day. In It’s about time. Sofia: Institute of Sociology at the Bulgarian Academy of Science.
そのうえで、人間の時間の使用つまり作業は4つの種類(necessary time、contracted time、 committed time、free time)に分類できると明らかにしました。




以下の文献では、Aasの枠組にそって作業の4種類を示しています。

上記の図とは異なって、作業の4種類は時間の使い方という観点から整理したものです。

作業の4種類は、人間の行動を概念化するうえで役立ちますので、備忘録がわりに簡単に紹介しておきます。



1.必要な作業(Necessary Occupations)

これは、生得的および自己維持のニーズを満たす作業です。

必要な作業には食事、睡眠、休息、性行為、セルフケア、入浴、整容などが含まれます。

2.契約した作業(Contracted Occupations)

これは一般に、報酬のともなう仕事、公教育を含み、長期にわたる契約のもとで行われます。

Aasは分類した当時、職場や学校で行うものであり、家庭内で行う作業とは明確に異なると主張していましたが、最近はノマドや在宅ワーク、eラーニングなどの普及によって場所による時間の使い方の特徴という区分はできなくなりました。

3.献身的な作業(Committed Occupations)

これは、家事、食事の準備、買い物、育児、介護、家庭維持などが含まれます。

献身的な作業は、仕事と同様に生産的な側面をもつものの報酬がともないません。

また、これらの作業は外注する人もいます(家事代行など)。

4.自由時間の作業(Free Time Occupations)

自由時間とは、1〜3を行っているとき以外の時間を意味し、余暇とも異なります。

つまり、自由時間の作業は、残った時間で行う何かであり、それをどう使うかは個人の恣意に任されています。

なので、自由時間の作業は職場の懇親会など強制的な作業が含まれることもあります。

以上、時間の使い方に着目した作業の種類の紹介でした。