二分法思考に陥らないように



ぼくたち人間は簡単に二分法思考に陥ります。

二分法思考は、物事をシンプルにする利点があるものの、その反面で生きづらさに直結しています。

世界は予定調和通りにいかないのに、二分法思考は世界が白と黒でできていると暗に仮定しているからです。

二分法思考の例としては、理論と実証、哲学と科学、本質と末梢、エビデンスとナラティブ、クライエント中心とパターナリズム、本当と嘘などの対立軸で物事をとらえるやり方があります。

このようにとらえると、世界は見通しやすくなったかのように感じちゃいますが、それは本来的に錯覚です。

錯覚なんです。




実際のところは、ぼくたちはどっちも必要としています。

理論も実証も、哲学も科学も、本質も抹消も、エビデンスもナラティブも、クライエント中心もパターナリズムも、本当も嘘も、ぼくたちが世界を生きぬくためにはどれも必要なんです。

だから、ほんとーに大切なことは、例えば、どーゆーときに理論が役立ち、どーゆーときに実証が役立つのか、をきちんと見分けて適材適所で使い分けることなんです。

もちろん、二分法思考も複眼思考も、どっちも必要です。

前者は世界をシンプルにとらえたいときに、後者は世界を彩り豊かにとらえたいときに、それぞれ使えばよいのです。

人生は予定調和に進みません。

だから、二分法思考だけでは早晩行きづまります。

時と場合に応じて、いろんなツールを活用し、山あり谷ありの人生を生きぬきましょう。