作業をもちいる療法



第1回「ひとと作業・生活」研究会学術集会で発表してきました。

発表もディスカッションもとても豊かでかなり楽しかったです。

山根寛先生、三宅聖子先生、澤田みどり先生、運営委員の先生方どうもありがとうございました!

さて、当日ぼくは、宇宙誕生から人類誕生、そして人類が体験してきた4つの革命が、作業療法が成立する土壌を準備してきた、という背景を示したうえで、作業療法の現状と課題のポイントを論じました。

詳細な議論は、現在執筆中のOBP2.0の理論書で紹介しますが、作業療法は人類的課題を背負ったうえで成立したものだし、その志を継承するならば原点回帰と同時に出現する未来を描き出す必要があるとお話ししました。

こう書くと、端折りすぎて意味ぷーだと思いますが、その辺の理路はOBP2.0の理論書でおつきあいください。

本会は山根寛先生が主宰しており、「作業をもちいる療法」の意味と可能性を、多様な立場から自由闊達に討議する場です。




作業をもちいる療法というフレームは、いわゆる国家資格化された作業療法(occupational therapy)に限らず、園芸療法、音楽療法、芸術療法など作業活動を通して生活機能を評価し、生活支援するさまざまな療法を包括するメタレベルの基盤です。

第1回はそのモチーフを最大限活かし、園芸療法、音楽療法、作業療法の立場から討議を重ねて、作業をもちいる評価と支援の可能性を深めることができたと感じます。

作業をもちいる療法という視点は、山根寛先生が提案されたものですが、作業療法の基礎&応用の学である作業科学(occupational sicence)とは成立する水準が異なる作業学(Occupationology)の方向性を照らすものだと思いました。

作業に根ざした実践(OBP)に関心がある人は、ぜひ作業をもちいる療法を学ぶとよいと思います。

海外の作業中心(OCP)、作業に焦点化した(OFP)、作業に根ざした実践(OBP)という概念をふまえつつ、さらに広い視点をもつことができるため、結果としてより柔軟に作業を通して健康と幸福を促進しやすくなるでしょう。

以下の書籍は、本会で発表するために何度も読み込みました。

作業をもちいる療法や作業学を深く理解するためには必読です。

オススメです!